値上げしました。
夏の終わりから、どうしようかなぁと考えたり考えなかったりを繰り返して、ついに最終決定しました。
値上げといっても微々たるものですが、それでもちゃんとお伝えするのが礼儀かなぁというのと、どうして値上げしたのかを説明したいなぁと思いまして。
・価格変更について
大きくわけて3つの変更です。
①基本料金を上げた
②繁忙期料金をより多く設定した
③暖房費をなくしました
【基本料金を上げた】
これは言葉の通りで宿泊料金を上げました。
ドミトリー:3000円→3200円
個室AとBは「1人当たり500円から〜300円の値上げ」
宿泊人数によって値上げ率が変わるので、
平均400円くらいと思っていただくといいかと思います。
貸切も30000円→35000円にしました。
【繁忙期料金の設定】
今までもGWや夏の土日やお盆などに繁忙期料金を設定しましたが、今回は繁忙期料金の該当期間を増やしました。
GW、シルバーウィーク、年末年始、夏の平日:1人あたり500円追加
夏の土日とお盆:1人あたり1000円追加
とりあえずはこんな感じで設定しました。
【暖房費をなくした】
今までは12-2月に暖房費を300円もらっていたのですが、やめました。
ということで料金変更について、いろいろと書きましたが、ホームページの「とまる」の欄を見ていただいたら、すでに新価格に変更してありますので、そちらをご覧ください。
じゃあ、なぜ価格変更したのか?
「継続的に経営するため」
これが一番大きな理由です。
ひととまるは3年目を迎え、家族3人が生活していけるだけの収入はありますが、決して余裕があるわけではありません。恥ずかしい。
先日のnoteでも書いたのですが、休みなく働いても手元に残るお金が思ったより少なくなりそうで、それはよろしくない。もうちょっと稼いで、休みをちゃんと取れるようにしようと思いました。
そのためには、一定額の利益を確保しなくてはいけません。
稼働率をあげて、たくさんの人に来てもらうのも一つの手段です。
ただ、ひととまるは家族で経営している小さな小さな宿です。
連日たくさんの人に来てもらうのは、商売としてはありがたいことかもしれませんが、大変です。またそのお店の持つ適正人数ってあると思うんです。泊まった人が「のほほん」と過ごせる場所であり続けようと思うと、ただ単純にたくさんの人が泊まればいいってわけではないのです。
なので一人当たりの単価を上げることで、稼働率が多少下がってもちゃんと利益を確保しようと思ったわけです。
なんだか自己中心的な理由をつらつらと書いて、お客さんの存在を無視しているようにも思えるのですが、値上げをするだけの努力も陰でちゃんとしています。
オープンから今まで小さな改善を多く積み重ねてきました。
気付かれないであろうことも含めると、ほんとうにたくさんの「改善」を積み上げてきました。
ほぼ毎日、どうしたらより快適に過ごしてもらえるかなぁと考えています。
ですので、そういうものが積み重なった結果の値上げであることもご理解いただきたいのです。
ですので、ただ経営が苦しいから値上げしたわけではないことも頭の片隅に入れてもらえるとうれしいです。
じゃあ具体的にどんなことがよくなったのよ!と思う方もいると思います。
それは実際に泊まりに来ていただいて、新価格が妥当かどうかをご自身の基準で判断してください。
矛盾するようですが、値上げにふさわしいサービス向上がされているかではなく、新価格が宿の提供価値に見合うものかどうかを判断してもらえたらうれしいです。
もしそうじゃなかったら、追いつくようにこれまた改善を重ねていきます。
なんだか偉そうになってしまいました。すいません。
それでもちゃんとお伝えするのが、いいような気がしたので、書かせていただきました。
長々と、大変失礼いたしました。