12月が大好きでるんるんのとみもりです。
全国的に突然冬が始まった日、竹野では一晩中あられが降りました。
朝外へ出ると道や車にちょこっと積もっていて、チープな雪景色のようで嬉しくなりました。
わたしは冬がとっても好きです。
話は変わりまして、みなさんは「ひととまる文庫」の存在をご存知でしょうか?
以前から20冊程並んでいたこのコーナー、ここ1ヶ月で作品数を大幅に増やしました。
今回はそんなひととまる文庫のご紹介です。
ひととまる文庫は、著作権の切れた作家の作品を選定し冊子にして並べたコーナーです。
3000〜10000字程度の作品を集めているので、数分で読める作品も多くあります。
「ちょっとだけ読みたい」
「時間を潰したい」
「昔の名作を読みたい」
そんな方にぴったりの作品が約80点並んでいます。
作品は青空文庫から引用。
文字数含めざっと内容にも目を通すため、今まで読んだことのない作品にたくさん触れることができました。
こういう機会がないと読むことがないような作品にも出会えて、まだまだ網羅できたわけではないですが、楽しい選定作業でした。
また、表紙にはオーナーのお祖母さまによる絵葉書の絵を使っています。
どの絵も味があって素敵なので、作品や作家名ではなく惹かれた表紙で選ぶのもいいかもしれません。
ご宿泊の際は隙間時間に是非、ひととまる文庫を手に取ってみてくださいね。
青空文庫で読める作品の中でわたしのイチオシは、三木清「人生論ノート」です。
結構な文字数のためひととまる文庫には採用しませんでしたが、時間があるときに少しずつ読むにはぴったりの作品です。
(○○について、が23題並んでいます)
高校生の頃のわたしは、この本をわかったようなわからないような顔で何度も何度も読みました。
ものすごーく時間があるときにひとかたまりだけでも読んでみてください。
何かのヒントになるかもしれないし、ならないかもしれません。
今年の冬は豪雪になるぞと各方面で耳にするのですが(噂レベルです)、はてさてどうなることやら。
個人的には雪がたくさん降る地域で冬を迎えたことがないので、楽しみの気持ちが優っています。
雪景色の竹野が見られたらみなさんにもお届けしますね。
ではまた次回!