2019年11月19日

評価されることと評価すること。

 

ひととまるはお店なので、評価されます。

わかりやすいのはネット上の「レビューや口コミ」です。
例えば予約サイトbooking.comのレビューは9.2です。(10段階)
Googleの口コミは4.6です。(5段階)

つまり、ひととまるは「9.2の宿」なんです。
偶然の一致ですが、まぁそんな感じのお店なんです。

正直高すぎるなぁ、光栄すぎるなぁと思っていて、8点代が気楽だなぁと思うこともあります。
それでもせっかくの評価なので、このままやっていこうと思うわけです。

 

自慢はこれくらいにして、本題です。
同業者の間で、お客さんを評価できたらいいなぁという話によくなります。
Airbnbはお互いに評価できるのですが、他の予約サイトでもってことです。

というのも客商売なので一定数、迷惑なお客さんがいまして、そういう人たちを評価して、評価の低い人はうんたらかんたら。要は宿泊拒否だったり、駆逐したい!みたいなことですね。言い方悪い。

私も一時期ありかなぁとも思っていたのですが、今はそもそも評価されるのって息苦しいよなって思うようになりました。何をするにも評価を気にして、いい人でいなければならない。

人間ですから機嫌が悪いこともあります。
つい店員さんに偉そうな態度をとってしまうこともあります。
それをいちいち評価されていたら大変です。

例えば8以上の人は割引とか優待があります!
っていいような気がするけど、除外される側になると悲しい。

お客さんは神様ではないけれど、日常から離れて開放的な気分になりたいってのもよくわかります。
それなのに、いい評価をもらいたいからいい人を演じるなんて、なんだか本末転倒です。
暴れたり、マナー違反は困るけど、多少のことは目をつぶります。

それと同時に私もいい評価をもらうために、余計な気づかいをすることをやめました。
いや、悪い評価をもらわないように気を使うのをやめた、の方が適切かもしれません。
評価のために仕事をしているのではなくて、来てくださる方に居心地よく感じてもらうためにお店をやっているからです。

 

そんなことを思いながら、日々やっています。
どうぞ、日常から離れてのほほんとしに来てください。

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