2019年11月12日

距離感について

 

「適度な距離感とはなんぞや」

と定期的に考えます。

友達のように話しかける。
説明など必要最低限しか話さない。
共有スペースで一緒にお酒を飲む。
そもそも無人。
聞かれたら答える。

宿のスタンスによって、やり方が変わります。

 

ひととまるでは、私の人間性もあって「あまり話しかけない」ようにしています。

例えばチェックインの時はちゃんと説明します。
近隣の情報を求められたらちゃんと説明します。
お部屋に案内する時も設備を一通り説明します。

でも、1階の「のほほん」で本を読んでいる時、お酒を飲んでいる時はあまり話しかけません。

これにはちゃんと理由があって、私自身がお店で買い物してる時に話しかけてほしくないんです。
のほほんには本がたくさんあって、お客さんは自分で気になる本を選びますよね。

選んだ本に対して、その本おもしろいですよとか、その本が好きならこの本もおすすめですよ、と言えないこともないのですが、言わないようにしました。

なんか恥ずかしいじゃないですか。
自分が選んだ本に対してとやかく言われたり、マイペースに本棚を眺めていたら横槍が入ったりするのって。

それと同時にカウンター越しにただただ見るのもやめました。
店員さんの視線って意外と感じますよね。
どうにもゆっくり見れない感じがします。

 

なので、静かにパソコンをしていたり、本を読んだりしています。
自由な空気は店主から。

 

もちろん、質問されたら懇切丁寧に答えているつもりです。
あと、話したいって雰囲気がはっきりとわかったら話します。

たまにSNSでお客さんとすごく楽しそうな写真をアップしているゲストハウスを見ます。
すごく羨ましくなるし、うちもそうしようかなぁと気持ちが揺らぐことがあります。

でもひととまるは「ゆっくり過ごす」ことに重点を置くことにしたので、グッと堪えています。
決して人間が嫌いなわけでも、やる気がないわけでもございません。

ただ、目指す方向があって、そうしているのです。
そんなわけで今日ものほほんとやっていきますので、どうぞよろしくお願いします。

 

 

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